院長コラム(No.7 30年先の未来に)|大阪のがん免疫療法(免疫細胞治療)緑地公園駅 内科 北大阪メディカルクリニック

院長コラム

No.7 30年先の未来に

2018年12月26日

No.7 30年先の未来に

この冬が平成最後の冬になります。この30年、私にとっては社会人としていろいろな経験を積んだ30年でした。
そしてこの30年、世の中での大きな変化は、インターネットが世界的に普及し、良くも悪くも情報を得やすく、また発信しやすくなったことではないかと思います。
30年前は、携帯電話はA4ノートくらいの大きさで重たく、肩から掛けて持ち歩いていました。今の若い人達は想像もつかないでしょう。その後、段々小型化され、今では多くの方が「スマホ」を持つようになりました。2010年にはスマホの普及率は9.7%との総務省の統計がありますが、2016年にはなんと71.8%まで普及しており、そういう私も2年前にスマホを購入しました。

さてインターネットというのは大変便利ですが、使い方によっては大変怖いものです。そのことを知らなければいけないでしょう。これらの情報の中には、正しい情報もあれば、いかがわしいものも多く存在します。残念なことに「フェイクニュース」などという言葉も耳になじんでしまいました。“ニュースは正しいものだ”と思い込んでいた私にはショッキングな言葉でした。“動物園の虎が脱走した”とか、“津波が来る”とか、冗談では済まされないよう文章が、まことしやかに書き込まれてしまうのです。そしてあっという間に広がっていき、消すことができない。匿名で投稿することができるため、無責任に言葉を発し、それによって多大な被害を被っている人がいることに気づいていないのでしょうか。

これからの時代、いろいろな情報を得ることが益々容易になるでしょう。しかし容易になればなるほど、何を受け入れ、何が再検討を要するのかを自分で判断する力が重要になります。自分というものをしっかりと地につけ、他人の意見に流されること無く、自分の頭で考え、判断し進んでいくことが望まれます。

今から30年後、どのような世界になっているか、果たして私が見ることができるかどうかはわかりません。30年前の人々が現在の状況を想像し得なかったように、30年後の未来も今の我々には想像できません。しかし、30年後、この地球から紛争や内戦が無くなり、寒い冬に祖国を追われること無く、子供たちが安心して夢に向かって努力できるような世界になっていると良いですね。

皆さま、穏やかな年の瀬をお迎えください。

一覧に戻る