院長コラム

No.55 AIとの分業

2020年01月29日

先日、先輩の内科医と話をしました。その先生、一日平均80人の患者さんを診ておられると言います。

一日8時間診療をしたとして、1時間に10人、1人あたり6分の計算になります。服の脱ぎ着、診察のためにベッドに上がって寝る、起きる、靴を脱ぐ、履くという行為にも時間がかかりますから、一人6分というのはなかなか厳しい。まして、重症な方や新患の方がおられると20分、30分と時間が必要になりますから、滞りない診察というのはなかなか難しいと思います。

その先生が、”いずれ診察もAIが代わりを担ってくれる部分が多くなるのではないか”とおっしゃってました。たとえばクリニックに行くと、食堂で食券を買うように、入り口に機械が置いてあります。そして、「熱」「咳」「下痢」「腰痛」「頻尿」「高血圧」などと書いてあるタッチパネルがあって自分の症状・病名を押す。「血圧」や「血液検査」のデータをいれるとAIが考えてくれて、適切な処方箋が出てくる。確かに、今の医学をフォローしようと思っても、量があまりにも膨大で追いついていけません。ですから、AIのように日々更新してくれる医学辞書のような頭脳が判断してくれるととてもありがたい。また以前は「正しい」とされていたことが、時代とともに「間違っている」となることもあります。ですから、最新情報をもっているAIの力を借りることは医師にとっても患者にとっても大変好ましいことだと思います。

そして、AIの判断の結果、医師の診察、更なる検査、専門医への紹介などが必要とされたときには診察室に行く。そうすることによって、高血圧や脂質異常症の人、かぜ症候群、ウイルス性胃腸炎の人は、時間を待たずに薬がもらえる。医師も診察を必要とする人の診察に時間をかけられるというメリットがあるというのです。

以前なら病院に行かずに自宅で様子をみたようなかたが来院されることも多くなり、医療機関をすぐに受診できるメリットもあるけれど、デメリットも増えたと思います。広く浅くにするか、狭く深くにするか。医師や看護師の数に限りがある限り、広く深くは無理です。では、どうするか。そこはAI(artificial intelligence人工知能)と人間との分業がいいでしょう。AIと医師が仕事を分担することで、より好ましい医療ができればと思います。長い時間待ってやっと診察室に入ったら、「これは内科じゃ無くて耳鼻科ですね」なんて言われることも無くなると思います。

そして、その先生。最後に、”いろんなボタンを押して出てきたAIのコメントが「主治医を替えてください」だったりして”とお茶目な落ちがつきました。

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