院長コラム

No.52 「損得」でなく「尊徳」を

2020年01月08日

明けましておめでとうございます。皆様、新しい年の始まりをいかがお迎えでしょうか。2020年は、オリンピックが日本で開催されますので、人々の心もすこしうきうきするのではないでしょうか。

さて、年の初めは、「尊徳」と「損得」のおはなしから。

私が子供の頃には、薪を背に、本を手にした二宮尊徳さんの像が多くの小学校にありました。それを毎日見ながら、家の手伝いはきちんとしながらも、寸暇を惜しんで勉強することの大切さを教えられるともなく感じたものです。

「徳」を「尊ぶ」とはとても大切な心です。辞書をみると「徳」とは、“倫理的、道徳的善に対する意志の恒常的志向性,ないしは善を実現する恒常的能力”とありますが、この「倫理的」「道徳的」ということが大切なところだと思います。目に見える形で、またはお金に換算して「損」か「得」かでは無く、倫理的にみて、人間として、それが「善」なのかどうか。

松下幸之助も「“徳というものはこういうものだ。こんなふうにやりなさい”というようなものとは違う。もっとむずかしい複雑なもので自分で悟るしかない。人間として一番尊いものは徳である」と言っています。では具体的に、徳のある人ってどんな人かなと考えると、だれに対しても裏表が無く真摯に向きあう人、信頼に誠実に応える人、損得では動かず道に正しく行う人、などなど。

しかし最近は、どうも「損」か「得」か、が意思決定の根底にある人が増えたように思います。「しても得にならないからしない」「しないと損だからする」という、自分の利害に短絡的に結びついた行動が気になります。「お金にならないけど、喜んでくれるからしよう」とか、「店の前がちょっと汚れてるから掃除をしよう。そしたら多くの人が気持ち良くなるよね」とか、本来の「善」の心に導かれて自然と行動ができるようになれば良いですね。

物事、損か得かだけで考えると心が荒んでしまいます。お母さんは子供に無償の愛を注ぎます。得になるからおむつを替えるわけでもなく、得になるから公園に連れて行くわけでもありません。こどもが喜んでくれるからする、というただこれだけが行動の源となっているところがすばらしいところなのです。

「自国ファースト」とか「個人の自由」とかいうような「自分が中心」の考えではなく、親のため、子供のため、地域の人のため、そして地球のために、と「尊徳」の精神に導かれて日々暮らしていきたいと思います。

今年一年、我々も少しでも多くの方に笑顔になっていただけるように精進していきます。

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