院長コラム(No.33 参議院選挙)|大阪のがん免疫療法(免疫細胞治療)緑地公園駅 内科 北大阪メディカルクリニック

院長コラム

No.33 参議院選挙

2019年07月24日

先週末、参議院選挙が行われましたが、投票にいかれましたでしょうか。

今回の参院選投票率は48.80%で、国政選挙の投票率が5割を切るのは戦後2回目、1995年の参議院選の44.52%に次ぐ低さだったようです。更に、近年選挙権が与えられた18歳の投票率は今回34.7%と低く、前回に比べて16.6%減少。19歳の投票率に至っては28.1%でこれも前回に比べて14.3%減少といいます。

日本では、1889年の大日本帝国憲法が公布され、直接国税15円以上納める25歳以上の男子だけに選挙権が与えらました。その後、何度もの改正を経て、1925年、納める税金の額によらず25歳以上の男子全員に選挙権が与えられました。しかし、第二次世界大戦終戦前まで、女性には選挙権は与えられていなかったのです。

終戦後、1946年に日本国憲法が公布、新たに公職選挙法が制定され、すべての20歳以上の男女に選挙権が与えられました。

ですから、選挙権は長い歴史から生まれた権利なのです。しかし、昨今の世の中を見ていると、“選挙に行くのは義務だ”と思っている人が少なくないようです。「選挙に行きましょう」という呼びかけを聞く度に違和感を感じるのです。

自分の意見をくみ取って貰うすべが無い時代の人にとって、選挙をして自分の意見を代表してくれる人を選ぶというのは、本当に大きな意義があり、貧しかった民衆、女性の切なる願いだったと思います。

しかし、今は、投票権があるにも関わらず、投票に行く人が半分という実態。何も変わらないじゃないかと言われると、確かに選挙の前後で何も変わっていないように思えるかも知れません。しかし、大きな流れをみるとやはり時代は動いていると思います。

存在していることが当たり前だと思っていることも、いつか失ったとき、その大切さに気づくのではないでしょうか。それは「安全」だったり、「自由」だったり。自分の意見を言える権利があるというのは、とても大きな意味を持っているのです。

「してもしなくても一緒」「言っても言わなくても一緒」ではなくて、やはり自分の意見をもって行動すると言うことは、すぐに結果につながらなくてもとても大切な事だと思います。そして行動するためには、学ばなければなりません。

科学だけではなく、政治の世界においても、10年先、20年先を見据えて動きたいと思います。

一覧に戻る