院長コラム(No.31 納豆)|大阪のがん免疫療法(免疫細胞治療)緑地公園駅 内科 北大阪メディカルクリニック

院長コラム

No.31 納豆

2019年07月10日

今日は7月10日で「納豆の日」だそうです。以前は納豆の匂いが苦手という人が少なくありませんでしたが、最近の納豆は匂いもしなくなり、値段もお手頃で、健康にも良いと言うことで需要が伸びているようです。

さて、ナットウキナーゼという酵素、1980年に須見洋行博士が見つけたのですが、血栓を溶解する働きがあるといわれ、その後もいろいろな研究の結果、納豆には次のような効果が見つかったそうです。

1.  脳梗塞や心筋梗塞の予防。血栓を溶かすことによる。

2. 動脈硬化の予防。納豆に含まれる「レシチン」という物質が動脈硬化を引き起こすLDLコレステロールや中性脂肪を除去する。

3. 糖尿病の予防。納豆に含まれる食物繊維やビタミンB2が、糖質と一緒に摂取した際に血糖値の上昇を抑える。

4. 認知症の予防。納豆に含まれる、神経伝達物質を合成する「レシチン」、伝達物質そのものである「アスパラギン酸」、脳の活性物質として知られる「不飽和脂肪酸」などが記憶力を高める。

5. 骨折の予防。納豆に含まれるビタミンK2が骨の形成を促進する。特にCaをたくさん含む食品と一緒に食べると効果的だとか。

その他にも、腸内環境を整え便通を良くする、免疫力を上げてがんを予防する、アレルギー性疾患を改善する、などが書いてありました。

私は、このような難しい研究の成果について意見を述べるだけの知識は全くありませんが、正しいにせよ、一部訂正がいるにせよ、このような地道な研究の積み重ねが、医学の進歩につながることは間違いありません。

外来をしていると、お食事に関する質問を時々受けます。「肉はだめか?」「甘い物はだめか?」「炭水化物はだめか?」「ニュージーランド産の蜂蜜が良いのか?」「油はエゴマ油じゃなくても良いのか?」などなど。確かに食事は毎日の事ですから、御本人もご家族も気を遣われると思います。

私は、その一つひとつについてはわからないのですが、基本的には“御本人が食べたいと思うものが必要なもの”だと思っています。「これはだめ、あれが良い」とまわりが言うよりも、「あれが食べたい、これは食べたくない」と本人が思うものが良いんじゃないかなと。

食事が薬だと思うと、あまり楽しくないしおいしくもないですよね。我々も動物ですから本能に従っても、そんなに大きな間違いはしないでしょう。「おいしいね」って思って食べるのが、身体にも心にも良いと思っています。

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