院長コラム(No.142 今年もあと二日)|大阪のがん免疫療法(免疫細胞治療)緑地公園駅 内科 北大阪メディカルクリニック

院長コラム

No.142 今年もあと二日

2021年12月29日

今年もいろいろなことがありましたが、残すところあと二日となりました。去年の今頃は、「この冬を越せば新型コロナウイルス感染症は落ち着くのではないか」と期待していましたが、さにあらず。変異株の出現で今年の冬も人間たちはコロナウイルスから解放されることなく過ごすことになりました。
ただ、多くの人は、ウイルスという目に見えない相手に対する対応を勉強してきましたので、強弱をつけた対応ができると思います。どんなことでもそうですが、長きにわたってすべてに緊張感をもって対処することはできませんから、ON/OFFを見極め、時に上手に息抜きをし、緩急織り交ぜた生活をしたいものです。

さて、今年は開催に関して賛否両論のあった東京オリンピックも開催されました。去年の「オリンピック1年延期」というオリンピック史上初めての決断から1年。結果からすれば大きな問題はなかったものの、あの感染症が広まっている時期に開催をしたこと自体、果たして良かったのかどうか。今後も新たな感染症は出現してくるでしょうから、オリンピック開催の意義も含めて、大会のあり方を考える必要があるのではないでしょうか。

メジャーリーグでは大谷選手の活躍を誰もが日々注目し、MVPの獲得を素直に心から祝福したでしょう。日本のプロ野球においてさえ、二刀流など無理だと考えるものを、世界最高峰のメジャーリーグでその希望を貫き、またその意思を受け入れた監督のもとで結果を出したことに、今までの考えかたは根底から覆されました。彼はバッターであれば全力で走り、盗塁をし、ピッチャーであれば全力で投げ、打者の打った打球を身を呈して取りに行く。その姿に、誰もが心惹かれたのではないでしょうか。
「どうせできない」「無理」というところから入らず、「どちらもしたい」「できるように頑張りたい」という思いが、ここまでの人間を創り上げたことに、人間に秘められた能力のすごさと、それを開花させた努力に感動を覚えるのです。そして彼の笑顔には「野球が好き」という気持ちが溢れていますよね。

学問の世界では、真鍋淑郎先生がノーベル物理学賞を受賞されました。地球温暖化の問題を数十年も前から指摘し憂慮されていた先見の明はやはりすごい。真鍋先生も、やはり「好きなことをとことん追求する」「他人がどうこうというのではなく、自分の興味に導かれて研究することが大切」とおっしゃっています。

政治の世界では、アメリカで共和党のトランプ大統領から民主党のバイデン大統領へと政権が移り、日本では菅総理から岸田総理へと移行しました。「人の意見を聞く」と自負される岸田総理。人の意見を聞くことと、はじめに言ったことを貫くことのバランスをとることはなかなか難しいと思いますが、期待したいものです。

さて、我々一市民ができることはほんの小さな事かもしれません。しかしどんな偉業を成し遂げた人も、はじめは小さなことから出発したと思います。来年は、今年できなかったことに挑戦してみるのもいいですよね。ちょっと恥ずかしくて困ってる人に声をかけられなかったけど、来年は声をかけてみる、なんていうのもあり。毎日日記を書く、買った食材は決して捨てない、とかもありかな。

大きな目標を持ってこつこつと日々努力することは勿論大切です。それと同時にすぐできる身近なことをすることも大切だと思います。
大きな目標と、毎日の小さな心づかい。
もうすぐ、2022年。納得のいく日々をおくれますように。

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