院長コラム(No.136 今もっているものを大切に)|大阪のがん免疫療法(免疫細胞治療)緑地公園駅 内科 北大阪メディカルクリニック

院長コラム

No.136 今もっているものを大切に

2021年11月22日

私は、学生の頃から近眼でコンタクトレンズのお世話になりました。いまは老眼も加わってきていますので、「近眼用のコンタクトに老眼鏡をかけるように」といわれ、普段は裸眼で過ごしています。今思えば、近眼にならないように気をつけておけば良かったなと思います。

また、時々虫歯もできるので、治療の痕があちこちにあります。やはり、一度人の手が加わったものは、手を加えないものとは違います。元には戻りません。いくら技術が進んでもやはり、手を入れる前と後とでは違います。虫歯ができてもなかなか治療が受けられない国では、虫歯になって食べられなくなることがすなわち命に直結するため、歯の手入れにはとても気をつかっていると聞いたことがあります。日本は虫歯ができても治療までのハードルが低いため、それほど注意をしないのかもしれません。

色々なことがすぐ手に入ることが良いこともあれば、良くないこともあるのですね。

耳もそうです。性能の良い補聴器ができていると言いますが、広く音を拾ってしまうので聞きづらいそうです。我々がもっている聴力は「聞きたい音だけを無意識に聞き分けている」らしいので、やはりその能力は“半端ナイ”のでしょう。

経年的変化は仕方がありません。シミも皺も見たくはないけれど仕方がないと思っています。けれど、視力を保つ、歯を健康に保つ、と言うことは日頃から気をつけていればある程度はできることでしょう。最近、ワイアレスイヤホンをつけている姿をよく見かけますが、将来大丈夫かなあと心配になります。スマホも長時間使っていると目に悪いように思うのですが。

事故や病気でいろいろな機能を失うことはありますし、生まれながらにしてないこともあるので、それらの機能に代わってくれるものがあるのは大変有難いのは事実です。ですが、そうでない場合、目とか歯とか耳とか、大切に使えば良い状態を長く維持できるのであれば、長く維持したいですよね。今になって、いろいろと後悔している私です。

多くのものがそうであるように、持っているときには何ということも無く、その有難さもあまり考えることはありません。しかしよく言われることですが、失って初めてわかる有難いものは私たちの周りにたくさんあります。時間もそうですし、地球環境もそうです。失ったものは戻りません。いまその大切さに気付いたのなら、いまからでもそれらのものを大切にしていきたいと思います。

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