院長コラム(No.106 親孝行者は大成する)|大阪のがん免疫療法(免疫細胞治療)緑地公園駅 内科 北大阪メディカルクリニック

院長コラム

No.106 親孝行者は大成する

2021年02月17日

2020211日に元南海ホークスの野村克也さんが亡くなられた。私くらいの年齢のかただと選手のころの野村さんを知っていると思うが、今の若い人には監督としてのイメージのほうが強いかも知れない。その野村さんが亡くなって一年が経ち、彼の「名語録」を読み返している。

・「親孝行は大成の絶対条件である」・・・以前も心にとまった言葉だが、やはりいい言葉だと思う。確かに、「親孝行」は大成するための「十分条件」ではないが「必要条件」であろう。

なぜなら”「親孝行」の根底には「感謝」の気持ちがある。親の苦労に感謝し、親の愛情を有難いと思えば、その苦労や愛に応えたい、恩返しをしたいと思う。そう思えば、努力をするだろう”と。多く努力をすれば、少しでも良い結果に近づける。

・「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」・・・”負けるのには、負けるに至った理由がある。不運の様に見えても、負けを招いた原因があるはずだ”と。ビギナースラックと言う言葉もあるくらいだから、勝ちが実力を伴わずに転がり込んでくることはあるだろう。でも負けるにはそれなりの理由がある。

医療の世界でも、うまくいかないのには何らかの理由があるはず。それを、少しでもうまくいくようにしたい、治したいという強い思いが根底にあり、多方面から研究が進められ、一歩ずつだが解き明かされている。

・「固定観念は悪、先入観は罪」・・・”方向性の間違った努力は、無駄にはならないが努力の量に比べて得るものが少ない。知識はいくらあっても良いが、固定観念や先入観は百害あって一利無し”と。

確かに、iPS細胞などという時間を巻き戻すような発想は以前なら到底考えられないが、今や多くの人がiPS細胞の未来に大きな期待をかけている。いつの日にか、難病が「難病」でなくなる日がくるのでは、と。

奥さんを亡くされた後の野村さんは本当に寂しそうだった。

政治家・医師であった後藤新平が「金を残して死ぬ者は下だ。仕事を残して死ぬ者は中だ。人を残して死ぬ者は上だ」と言ったそうだが、野村さんは多くの「人」を残して逝ったと思う。

 

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