院長コラム(No.18 後悔がないような)|大阪のがん免疫療法(免疫細胞治療)緑地公園駅 内科 北大阪メディカルクリニック

院長コラム

No.18 後悔がないような

2019年03月27日

桜開花のたよりが聞かれるようになり、確かな春の訪れを感じます。
この時期は受験の合格発表も終わり、望ましい結果であったにせよ、なかったにせよ、それぞれが次のステップを踏み出そうとしていると思います。
先日見ていたTVで、ある受験生がインタビューに答えていました。彼は担任の教師から合格はまず無理だろうと言われていた大学を受験したそうですが、彼曰く「合格しそうな大学を受けて合格したとしても、行きたい大学を受験しなかったことを後悔すると思うんです。でも行きたい大学を受験して落ちたなら、勉強をしなかったことを反省するけど、受験したことは後悔はしないと思うんです」と。

確かに、物事を選ぶときはいろんな基準があると思います。「今できることをする」というのも考え方だし、「したいことをする」というのも考え方でしょう。それぞれの場合と考え方で選べば良いことであって、どちらが正しいとか、間違っているとかいうものでは無いと思います。

これは、病気の治療においても同じでしょう。現代はインターネットなどで病気や治療方法についていろいろと調べることができるようになりました。それらの情報が正しくないこともありますが、発信元をたどれば信頼性のある情報を得られるものです。
そうして得られた情報から、受けたい治療を考え、受けることができればいいなと思います。その選択が良いかどうかは誰にもわかりません。でも、受けたい治療を受けられないというのは、後悔が残ると思います。勿論、「選ぶ」ということには「責任」を伴いますが。

去年、免疫研究の第一人者である本庶先生のPD-1/PD-L1の研究がノーベル賞を受け、免疫治療に目が向けられました。しかし、まだまだがん治療において、抗癌剤、放射線治療、手術と免疫治療との併用が認められるケースは少ないのが現状です。
「手術+抗癌剤」「抗癌剤+放射線治療」は認められていても、「抗癌剤+免疫治療」や「放射線治療+免疫治療」は認められないのはなぜだろうと思います。自分の受けたい治療方法を希望し受けられるようになる日が遠からず来ることを願います。

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